民間救急

兵庫~鳥取(受診)|長距離搬送

今回は兵庫営業所の搬送事例をご紹介します。

ご自宅からがん治療のため、鳥取県のクリニックを受診希望の患者様。往復の看護師付添依頼でした。

長距離搬送のため、ドライバー兼救急救命士2名と看護師にて対応させていただきました。

今までも何度か公共交通機関で治療に通っていた患者様。今回、往診医からは病状的に電車や高速バスでの長距離移動はリスクが高いとの判断がありました。

患者様本人やご家族様の強い希望もあり、弊社の車両での長距離移動なら実現可能ということで対応させていただきました。

~お迎え~

前日から患者様や奥様と電話にてお打合せさせていただき、往診クリニックや訪問看護の方々からも情報を共有していただきました。

ご自宅へお迎えに伺うとリクライニングチェアからゆっくり歩いてストレッチャーへ移動。

ご家族様も同乗され、鳥取県へ出発です。

~搬送中~

搬送中は腹部膨満感もあり、できる限り楽な体勢を取ってもらえるよう話を伺い、観察しながら搬送させていただきました。

1時間おきに休憩をとりながら、ゆったりと過ごしていただきました。

時に苦悶表情も見られましたが、なんとか疼痛を軽減する薬を使うまでもなくクリニックに到着です。

~治療後帰路へ~

治療は約1時間半ほどで終了し、お迎えに伺うと麻酔のためぐったり。

車椅子からストレッチャーへ全介助で移動します。

車内収容後はバイタルサインを測定し自宅へ向けて帰ります。

麻酔の効果もあってかウトウトされる患者様…

ご家族様の希望もあり麻酔が効いている間にできる限りスムーズに搬送します。

その後もお身体に変わりなく、寝ている間にご自宅に到着できてよかったです。

~自宅到着~

自宅到着時もまだ麻酔から完全に覚めていない状態だったので布担架にてベッドまで全介助させていただきました。

その後トイレへの移動もご不安とのことでトイレ介助のお手伝いをさせていただき、搬送終了となりました。

奥様からは、こんな状態で一人で車に乗せて帰ってくるのは無理だったので搬送してもらってよかったと言っていただきました。

体調が良ければまたご夫婦でおでかけにも行きたいとのことでした。

その際はぜひまたご相談お待ちしております。

治療に挑むがん患者様とそのご家族の希望に少しでもなれるよう、できることを考えながら対応させていただきます。

困難な状況でもぜひ一度ご相談くださいね!