民間救急
病院~式場|結婚式付添
今回は娘様の結婚式への付き添い対応をご紹介します。
入院中の患者様、院内では全介助でベッド上で過ごされている状態、医療行為は必要ありませんでしたが、片麻痺があり、食事介助、オムツ交換が必要でした。
~打合せ~
今回の搬送は、入院先の病院からのご相談でした。
結婚式の約1か月前に急病にて入院され、娘様もお父様の参列をとても楽しみにしていらっしゃったので、どうにか式に参列できないかというご相談。
挙式、披露宴行き帰りを含むと約6時間の外出、車椅子での移動もまだこれから…という状態だったのでストレッチャーで対応を検討しましたが、ご希望は娘様の手を繋ぎながらのバージンロード…!
ストレッチャーでは弊社スタッフ2名でのサポートが必要ですが、リクライニング車椅子の場合バージンロードの直線のみならご家族様に押していただけるので、事前に病院で練習していただき、バージンロードはリク椅子でチャレンジすることに!
会場にも事前に足を運び、ストレッチャーの搬入経路、スロープなどを確認、患者様の休憩場所や車両の停車位置も確認させていただきました。
~お迎え~
挙式に合わせて早朝のお迎え。病室へお迎えに行くと既に礼装のお父様。看護師の方々がとてもきれいに着替えを済ませてくださっていました。
楽しみだねと声をかける息子様と一緒に、式場へはまずはストレッチャーで向かいます。
~式場にて~
到着後、待合スペースでジャケットを羽織り、リクライニング車椅子へ移乗します。
そしていよいよ新郎新婦様とご両親の対面です。挙式会場へ向かい、ウエディングドレス姿の娘様を見て、会話が弾んでいらっしゃいました。
左側は麻痺がある為、新婦の娘様には右側を歩いていただきます。
無事に挙式のリハーサルを終え、リクライニング車椅子にも安定して座位を保てているご様子。
少しでもつらくなったらストレッチャーへ移動できるので無理しないよう何度も確認しながら本番まで少しですが待機します。
本番を迎え、麻痺のない右手でしっかりと娘様の手を取り、奥様に押していただきながらバージンロードを進むお父様。
わたしたちもつい、感動がこみ上げます。
その後も、出来る限り目立たないように…違和感のないよう陰ながらサポートさせていただきました。
披露宴会場ではストレッチャーに移乗し、お食事もスープを口にすることができました。
途中でオムツ交換のため会場を離れましたが、それ以外は終始参加することができました。
新郎新婦様が企画されたバルーンの演出も屋外へ移動して皆様と一緒に写真撮影。
進行に合わせて、式場のスタッフの方々も案内してくださり、相談しながら対応させていただきました。
新郎様のご親族様たちと談笑する場面や、家族やお孫様とも会話したりと、最近で一番よく話しているんじゃないかな?と息子様。
娘様のハレの日に、そりゃ気分も上がりますよね!
たのしいひとときはあっという間に過ぎ、4時間の内容もクライマックス。
新郎様の結びのあいさつに、両家ご両親もご一緒に。
新郎新婦に見送られながら、会場を後にして、無事に全行程が終了です。
お孫様に手を振りながら、車両へ乗ってほっと一息。さすがに久しぶりの外出でしたし、お疲れのご様子。
娘様、とってもお奇麗でしたねぇとお話しすると、微笑みながら、帰って寝たいなぁ~と冗談交じりに。そんな結婚式の余韻のなか、無事に病院へ帰ってきました。
大切な人の大切な日に、お手伝いさせていただけてわたしたちもとても嬉しかったです。
医療行為があっても、介助が必要でも、実現できるかもしれません。
陰ながら…出来るだけスマートに…ですが、打合せも含めてしっかり安心していただけるようサポートをさせていただきます。
服装も内容に合わせて臨機応変に対応できますので、ぜひご相談お待ちしております。
そして今回ご相談くださった病院様、打合せからご対応くださった式場様、ご家族様、ありがとうございました。