民間救急
大阪~関西国際空港(陸路)|ECMO海外連携搬送
今回は大阪府内の病院から、関西国際空港へECMOを装着したまま搬送した事例をご紹介します。
患者様は香港から日本をご旅行中に急病にて救急搬送され入院、加療しECMOを装着することになった小児でした。
肺移植が必要な状態で、帰国後移植の順番がまわってくるまでECMOによる継続した治療が必須でした。
そのため、香港のECMO医療チームが来日し事前に病院へ資器材を搬入、搬送当日は弊社の車両で酸素などの資器材を準備し、関西国際空港へ向かいました。
~お迎え~
香港の医療チームをホテルにてピックアップし、その後入院中の病院へ向かいます。
医療チームと入院先の医師の連携で搬送用のECMOに付け替えるまで、いつでも出発できるように弊社の救急救命士と車両は待機しました。
車両への移動の準備が整い、モニターや酸素、複数のシリンジポンプとともにストレッチャーにて搬入します。
医療チームとともに移動中も危険が無いように各資器材をセッティングします。
~関西国際空港到着~
フライトの時間にあわせて関西国際空港へ無事到着です。
今回は航空機内もストレッチャーを取り付けての搬送の為、車両は滑走路へ進入します。
滑走路への進入には事前の手続きが必要となる為、普段から事前の申請も弊社にて行っています。
無事に手続きを済ませ、航空機のそばまで車両で進入します。
複数の人員で資器材を移動させながら患者様を航空機へ搬入しました。
航空機内でも再度資器材のセッティングが行われ、無事に環境が整い離陸となりました。
海外の医療チームをサポートさせていただく機会は多々あるのですが、今回はECMOを装着しながらという稀な案件でした。
どのような案件でも最善策を考え、医療処置を継続しながら患者様がより安全に目的地に到着できるようサポートいたします。
帰国後無事に治療が進むことを願うばかりです。