民間救急

兵庫~インド(航空機)|付添海外搬送

今回は、海外搬送についてご紹介します。

搬送元の兵庫県の病院から関西国際空港へ弊社の車両にて移動し、転院先のインドの病院まで救急救命士が付添搬送しました。

患者様は日本をご旅行中に救急搬送され術後しばらくご入院。ようやく帰国の目途が立ち、今回の搬送に至ることが出来ました。

しかし、医療従事者の付き添いなしでの長時間のフライト、移動、車椅子の予約等を含んだ航空会社との搭乗手配のやり取りなど、ご不安な点も多かったため入院先の病院からご相談を受けて、弊社にて事務手続きから付添までトータルサポートさせていただきました。

~お迎え~

フライトに合わせて早朝6:00にお迎えです。早朝にも関わらず快くご対応いただきました。

主治医や病棟看護師の方々とは事前に打ち合わせさせていただいたので、当日の申し送りもスムーズでした。

普段眠りが浅いとのことで心配していましたが、前日は入院中で一番よく眠れたとおっしゃっていて一安心。患者様は英語かグジャラト語だったので翻訳アプリも活用してコミュニケーションを取ります。

~関西国際空港到着~

ストレッチャーから空港の車椅子へ移乗し、お見送りの日本の親戚の方々と合流してチェックインカウンターへ向かいます。

チェックインでは事前に予約していた航空会社の車椅子がすでに準備してあったので再びそちらへ移乗します。今回は患者様のご家族の分も含めて2台の車椅子を予約していました。念の為医師からの診断書も救急救命士が持参し、出国手続きを済ませます。

お別れの瞬間、涙を浮かべておられる様子も…。慣れない日本での急病、入院生活、日本の親族の方々は大変大きな心の支えになっていたことでしょう。私たちもやっと帰国に向けて出発できてよかった…と痛感しました。

ラウンジでは旦那様と仲良く朝食を取られる様子も。終始仲良しなお二人でした。患者様は搭乗前にトイレ介助を行い、身支度を整えます。長時間のフライトのため内服薬の管理も救命士が行いました。

~航空機搭乗~

航空会社のスタッフの方々に案内していただきながら搭乗です。患者様は不安からかずっと手をつないでほしい様子で、お声がけや状況を説明しながら付添いました。席はビジネスクラスだった為、患者様にはゆっくりくつろいでもらうことが出来ました。

病院ではテレビを見る時間が限られていたから…と嬉しそうに映画をご覧になったりと、離陸後上空でも体調に問題がなさそうで一安心。機内でのトイレ介助も問題なく行えました。

シンガポールのチャンギ空港にて一旦トランジット。ご家族様が病院から預かっていた処方箋と薬が日本語だったので全て説明したりしているうちに、あっという間に次の搭乗時間です。

患者様の隣の席に常に救急救命士が座っていたのでご家族様も安心されたのか、時折お話をしに来られたりしながら、終始ごゆっくりされていました。

~インド ムンバイ空港到着~

無事にインドのムンバイ空港に到着です。患者様もご家族様もほっとされた様子でした。機内で車いすに移乗し、入国手続きに進みます。スムーズに手続きも進み、搬送先の病院の車両へ。

最後にはみなさんと握手してお別れです。”Very good company !”とおっしゃっていただき、大変嬉しく思います。患者様も体調に変化なく無事に帰国できてよかったです!

今回のように長時間の移動、入院中の久しぶりの外出で急変時の対応が不安…など、救急救命士が付添うことで安心して搬送することが可能です。海外への搬送でも一度ぜひご相談ください。