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兵庫~熊本(新幹線)|長距離搬送

今回サポートさせていただいたのは、70代の女性患者様。
兵庫県内の病院から、地元・熊本市内の病院への転院搬送でした。

搬送は、車両 → 新幹線(多目的室利用) → 連携搬送業者(安藤福祉タクシー様)という流れ。
救命士が同行し、バイタル測定・体位交換・排泄介助を行いながら、新幹線内でも安心してお過ごしいただけるようサポートしました。

患者様は2020年の九州豪雨で被災されたご経験があり、当時は多くのボランティアの支えで乗り越えられたそうです。今回の旅も「その恩返しを」と石川県でのボランティア活動を計画されていた最中の体調変化による搬送でした。

また、今回の転院は、被災をともにした愛犬2匹との再出発でもありました。
約1ヶ月半ぶりに再会された際の喜びようは、私たちの声かけ以上の反応で、思わず笑顔になってしまうほどでした。

熊本駅では安藤福祉タクシー様と合流し、最終搬送先へ。
道中は体調の大きな変動もなく、穏やかにお過ごしいただけました。

被災の経験、そこからの再出発、そしてボランティアへの想い──
そのお話を伺いながら、「継続することの難しさと大切さ」を改めて感じる搬送となりました。

このたびは、弊社へご依頼いただき誠にありがとうございました。