大阪~広島(新幹線)|長距離搬送

今回は新幹線を利用した長距離搬送をご紹介します。
広島から大阪に来られた際に倒れられ、救急搬送入院されました。急性期病院から慢性期病院へ転院を繰り返しながら約1年ぶりの広島へ帰るため大阪市内の病院~広島駅まで看護師が付き添い搬送を行いました。
~搬送前日までの流れ~
担当看護師と病院担当者(地域医療連携室の相談員)様と情報共有し、電話での打ち合わせをいたしました。
~搬送当日~
病院へお迎え。
病棟看護師より申し送り聴取。当日のバイタルに関しては現状安定しておりました。
車内収容後は、再度看護師にて継続的なお身体の観察をいたしました。
患者様のお身体が安定していることを確認し、新大阪駅に向け出発。

~新大阪駅到着後~
排泄介助、バイタル測定、吸引実施。
ドライバー兼救命士が駅員との打ち合わせ•チケット購入等段取りをし、待ち合わせ時間まで車内待機。
改札前で駅員と合流し、ホームまでストレッチャーにて移動。ホームに新幹線到着。
停車時間2分のため、出入り口付近までストレッチャー移動し布担架で多目的室へ移乗介助。
新大阪駅~広島駅まで約1時間25分。
新幹線内では終始穏やかに過ごされ、患者様は30分おきに入眠•覚醒を繰り返されてました。
痰が多く、口腔内、気切より吸引実施。バイタル安定。

入院先病院に新幹線出発のご連絡をいたしました。その際に患者様の状態の報告等を行い広島駅到着後
の移乗介助の打ち合わせも併せて行いました。
広島駅到着後は停車時間1分程度であり、スムーズに移乗を行うため体の下に布担架を事前に敷いて、
付き添い看護師と病院スタッフ2名の計3名で協力し、多目的室からストレッチャーへ移乗。
駅構内ではストレッチャーの移動になる為、ストレッチャー専用エレベーターで移動し車内収容しました。
~入院先の病院救急車と合流~
合流後移動中の患者様の状態を病院看護師様に共有させていただき、広島駅で付き添い看護師の業務が無事に終了いたしました。

今回大阪~広島へ新幹線・車両を使った搬送となり様々な方に支えて頂き無事に終了しました。
約1年前に倒れられての入院生活。家族様も距離が遠いので1ヶ月に1回程度しか面会に来れなかったとのことでした。広島の病院へ転院となりお見舞いできる機会も増え、笑顔が溢れておられました。
旅行先や出張先にて急遽搬送が必要になった際もご相談ください。
出来る限り迅速に対応させていただきます。
この度はご依頼いただきありがとうございました!