最新情報

大阪~フィリピン(航空機)|海外付添搬送

今回は、海外搬送についてご紹介します。

搬送元の大阪府内の病院から弊社の車両にて関西国際空港へ移動し、転院先のフィリピンの病院まで看護師が付添いました。

患者様はご家族と一緒に日本を旅行中に急病のためご入院。手術を受け療養後、帰国の目途がたち今回ご依頼いただきました。

~搭乗手続き~

気管切開されており、酸素投与、吸引、経管栄養、車椅子が必要な患者様。ご家族様の希望は一日でもはやい帰国。

しかし、通常このような医療行為が必要な患者様の場合、医師の診断書をはじめ航空会社指定のメディカルフォームや医療資器材の持込申請と、患者の搭乗許可、資器材の持ち込み許可が下りるまである程度時間を要します。

今回はフィリピンはマニラへ到着後、国内線に乗り継ぎダバオまでのフライト。乗り継ぎ時の酸素を準備する必要があった為、携帯用の酸素濃縮器を持ち込んでの搬送となりました。

ご家族様との打ち合わせを重ね、ようやく全ての準備が整い大変安堵されているご様子でした。

前日には入院先の病室へ最終打合せに伺い、患者様もようやく決まった帰国にとても喜んでおられました。

~お迎え、関西国際空港へ~

フライトにあわせて予定通りお迎えに伺います。ご家族さまとも合流し車椅子にて弊社の車両に乗車。

患者様とは英単語の筆談、ご家族様とは翻訳アプリなどを活用してコミュニケーションを取ります。

無事に空港へ到着し、航空会社の車椅子に乗り換え、出国手続きを進めます。

事前に車椅子の貸出と補助が必要と申請しているため、航空会社のグランドスタッフの方々がサポートしてくださり搭乗時間まで待機します。

~搭乗~

無事搭乗完了し、隣の座席にて看護師が常に酸素飽和度を測定しながらのフライトです。

離陸後30分程で酸素飽和度が低下したため酸素投与を開始し、5時間弱でマニラへ到着しました。

~国内線乗り継ぎ、ダバオへ~

マニラへ到着してからは再度航空会社の車椅子にて移動します。

ターミナル間の移動もありましたが酸素飽和度も安定しており、ご本人様も安堵されたご様子でした。

入国審査を終え国内線に乗り継ぎ、次はダバオ行きのフライトです。

機内では味噌汁を飲みたいと希望され、スープのみ少しづつゆっくりと飲んでいただきました。

~無事に帰国~

フライトの遅延もなく無事にダバオに到着です。

申請通り医療資器材の持込にも問題なかったようで一安心でした。

ダバオではたくさんのご親族さまがお出迎え。患者様は涙され、皆さん感動の再開となりました。

その後現地の救急車に引き継いで、転院先の病院へ向かわれました。

異国の地で急病、手術、長期間の入院、患者様もご家族様も不安な日々をお過ごしだったと思います。

こうして無事に家族そろって帰国が叶い、そのお手伝いができたことに大変嬉しく思います。

ご家族様からもメッセージをいただきました。

” Thank you for all your help, kansai medical team!

Hands down!! You are the best! From Osaka to Davao, you have accompanied us and made sure our patient was safe.

We made it despite all the challenges! Arigato! ”

日本を訪れるのは2回目で、お孫様たちと雪を見ることが目的だった今回の旅行。

日本が好きだとおっしゃってくださったご家族様、元気になってまたぜひ日本に来てくださいね!